2007年03月15日

ツアーバスの無通告街頭調査

 国土交通省は、3月13日(火)の夜、ツアーバスに関する抜き打ちの全国街頭調査を行いました。

 2月18日の大阪・吹田で起こったスキーツアーバスの事故から、ツアーバスの安全性が問題になっていて、国会でも国土交通委員会などで実態の点検が急務だとされています。

 それを受けての今回の現地調査です。

 調査内容は
  ◆ ツアーバスの運行管理の実施状況について
   (事業者名、ツアー名、交替運転手の確保状況、運行指示書の携行状況等)
  ◆ その他、ツアーバスに関する法令遵守状況について
   (自動車検査証の有無、貸切表示の有無、走行キロの確認等)

 調査した場所は、
  ◆ 東京(新宿駅西口中央通り周辺)
  ◆ 名古屋(名古屋駅太閤口周辺)
  ◆ 仙台(仙台駅東口周辺)
  ◆ 新潟(新潟駅東口周辺)
  ◆ 広島(広島駅新幹線口周辺)
  ◆ 高松(高松駅周辺)
  ◆ 福岡(博多駅筑紫口周辺) など全国13箇所で、
大阪では、@大阪駅周辺(阪急茶屋町ビル北側のプラザモータープール)と、A吹田市万博記念公園(万博中央駐車場)で行われました。

 東京の視察には、冬柴国土交通大臣も参加したようです。
大阪では、島崎近運局長・五十嵐自動車交通部長も参加。

 大阪を発着しているからといっても、近畿運輸局の管轄では無いのが、ツアーバス。
今回の調査結果を踏まえ、各地方の運輸局間で連絡をとり、ツアーバスを行っている貸切バス事業者を特定し、今後、重点的に監査・指導を行っていくこととしています。

 旅客自動車運送事業者運送規則(旅客運送法)では、第21条【過労防止】の項で安全性確保の観点から、着地における休憩仮眠施設の確保等について定めています。
都市間高速バスでは、ビジネスホテルで仮眠させたり、相互運行しているバス会社などでは、お互いの会社内の宿泊施設などを利用しています。

 しかし最近、貸切ツアーバスでは、仮眠施設確保の経費を浮かすために、空き地を利用したり、路上駐車で、乗務員をバス車内で仮眠させている実態が問題になっています。
そんな状態で、乗務員の疲労回復が充分におこなわれるわけはなく、しかも冷暖房を使うために、エンジンを掛けるために、その騒音と排気ガスについて、地域の住民から苦情が出たりしています。

 今回の調査は、抜き打ち(無通告)であったために、かなり効果があった模様。
公共交通機関が、「安かろう・悪かろう」では本当に困る。
また、ちゃんと法律を守って、利用者の「安全と安心」を守っている会社が、そんな会社と価格やスピード競争して、けっきょく経営難で撤退を余儀なくされるなんて状態は、許されない!

 行政にはしっかり監督責任を果たして貰いたいものです。
posted by ひさぴ at 12:17 | TrackBack(0) | バス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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